正社員はやっぱり安定している
安定を取るなら正社員!
システムエンジニアの仕事内容や役割の種類、給料について大まかなイメージができたら、次は働き方の選択です。考えられる働き方としてまず筆頭に上がるのは正社員。派遣やフリーランスという働き方もありますが、安定という面で正社員はダントツの信用度ですよね。正社員になればまず雇用が確保され、毎月決まった額の給料が手に入り、残業代や各種手当、賞与などでさらに収入が増えます。会社に合わせなければならないことが多く、人間関係の管理など煩わしいと感じることもたくさんありますが、収入に困らないというのはやっぱり魅力ですよね。
正社員のシステムエンジニアとして働く場合、考えられるのは2つの働き方。ひとつは「社内SE」でもうひとつは「SIer」です。では、それぞれの働き方についてもう少し踏み込んでいきましょう。
社内SEとして働く
企業専属のシステムエンジニアとして働くのが社内SEです。よく、「システムエンジニアはクライアントとのコミュニケーションが…」なんて言葉を見かけますが、社内SEにはそもそもクライアントがいません。これってすごいメリットですよね。開発すべきシステムは全部自社で、ヒアリングをするとしても相手は自社、システムに不具合が生じても相手は自社。全部身内なのでプレッシャーの度合いは雲泥の差と言っていいでしょう。もちろん、相手が自社だからといって仕事を甘く見ていいわけではありませんが、感じる危機感が違います。そういう意味では、クライアントとのコミュニケーションに自信がない人に向いている働き方かもしれませんね。
自社開発オンリーだとスキルが偏ってしまいがちなのがやや難点ですが、自社システムのプロフェッショナルを目指したい人にとってはやりがいある働き方となるでしょう。
SIerで働く
すべてが自社向けの社内SEとは違い、すべてが他社向けなのがSIerです。ひとことで表現するなら「システム開発の何でも屋さん」といったところでしょうか。手がける案件が幅広いので、SIerのシステムエンジニアは自然と鍛えられます。作業は細分化されて振り分けられるので、スキルがない人にはない人なりの仕事もあります。引き受ける案件は分野を問わず、金融系かと思えば次は物流系、そうかと思えば今度は医療系など、いろんな業界のシステムを通して社会の仕組みを知ることができるのも魅力です。
それだけいろいろな企業を渡り歩くということは、それだけ多くの人に出会うということですよね。人脈が増えれば困った時に頼れる相手も増えますし、さまざまな価値観に触れることで自分自身の成長にもつながります。上流工程を請負うSIerなら給料も期待できますし、給料よりもプライベートの時間をしっかり確保したい人は、スキルアップのための自己鍛錬に時間を取られない働き方だって可能です。
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